月の満ち欠けを表現した、真鍮のブレスレットです。板を糸鋸で切り抜き、クレーターのようなマチエールは鏨を入れて表現しています。アーティスで使用している真鍮は、銅の割合の多い7/3なので、何度か焼なましをすると、酸化皮膜が出来ます。そのおかげで真鍮ではないような、ピンクゴールドのような淡い軽やかな表面になりました。金属はやはり面白い素材です。彼女は、月の満ち欠けシリーズを続けるそうですので、次回作もお楽しみに!
生徒作品完成だより
真鍮と銅のケーキ台が完成しました。お店にあったら、テンションあがりますね!ベースの円錐台は一枚で絞り、天板は厚板をハンダ付けしました。ハンダの融点は低いので、金属が鈍ることなく接合出来ます。アーティスでは、鉛フリー、脂入りハンダを使っています。とても使いやすいです。
生徒作品完成だより
生徒さんの新しい作品が完成しました。「点で接地するシリーズ」とのことです。アルミのカレー皿とスプーンです。難しい形でしたが、よく頑張ってと思います。アルミは柔らかい金属なのですが、造形するにはやはりなます(熱で柔らかくする)必要があり、融点が低いゆえに、時には溶かしてしまうリスクがあります。石鹸を泡立て表面につけ、それが焦げたら柔らかくなったという目安にできますが、火の当て方など経験が必要です。